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その昔(大昔かも...笑)、書店員だった私は、
棚をまかされる事になりました。

児童書コーナー。
ここには、幼児~就学児童向けの本が置いてあります。
読み物、絵本、読み聞かせ物など、
棚の数にして6本くらいだったかなぁ...。

初めは入ってきた本を並べるのに必死でしたね(笑)。
自分で絵を描いたり、ポップを描いたり、
どうやったらお客様に立ち止まってもらえるかなぁ、なんて、
そんな事ばかり考えていました。

ある日、一冊の本が新刊として入荷してきました。
その本を見た途端、表紙を見た瞬間、
なぜか涙がこぼれそうになりました。

小鼻のあたりが、きつく締まってくるような感じ?。

「こんとあき」 
林明子さんの作品です。

お話しの内容は、
おばあちゃんに作ってもらった「きつねのぬいぐるみ:こん」が、
ちょっとほころびてしまったので、
おばあちゃんに直してもらいに行くという話です。
(多くは語れない~~...笑)。←思い出しただけで涙ぐむ(笑)。

ぬいぐるみの「こん」は、まだまだ幼い「あきちゃん」を一生懸命励まします。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言いながら旅をしていきます。

林明子さんの描く女の子は、いつも「とっても子供らしい子供」。
これは、ノーマン・ロックウエルにも共通している部分かな。

心が動かされ、素敵な絵本に出会った私は、
それから「売るための本」ではなく、「読んでもらいたい本」を、
探して売るようになったような気がします。


Image376.jpg
 ←お昼休みに偶然みつけた、
  「こんとあき」の「こんの型紙」です。

  福音館書店のサイトに置いてありました。

  プリントアウトして、お持ち帰り(笑)。

  「こん」は亡くなったおじいちゃんのコートを
  ほどいて作られたそうです。

  だから、こんは愛情たっぷり、
  心優しい子に生まれる事が出来たんだね。



*林明子さんは、他にもたくさん素敵な絵本を作っています。
 「とん ことり」もお気に入りの本です。
  
 もしも書店でみかけたら、ぜひ一度開いてみてください。*

*そうそう、魔女の宅急便の初版の挿絵も、林さんでしたよ。*

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